Blog より良い組織を目指して – 働きがいを高めるコミュニケーションとは

2019年07月01日 (月)

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HATARAKIGAI Survey を使って、双方の意見を伝える場づくりしませんか?従業員は経営陣との対話を望んでいます。

「今あなたの職場で起きている、簡単なようで難しい課題は何でしょうか」と問われたら、いったいどのぐらいの人々が“コミュニケーション”とこたえるでしょうか。コミュニケーション不足によりチームから意思決定に対しての理解を得られなかったり、部下の向上心が失われたという話は、ここ数年に始まった問題ではないかと思います。

コミュニケーションは、ときにその役割が軽視されがちですが、組織の団結力を高め、成功に導くための重要な要素です。コミュニケーションをしっかりはかることで、組織内の人々から共感や信頼を得られ、より強いチームワークをもたらし、そしてそれらが作用しあうことで様々な効果がうまれてくるのです。しかしコミュニケーションが不足していると、生産性やイノベーションのアイデアが失われ、最悪は組織内の人間関係が崩れる恐れもあります。コミュニケーションを適切にとっていくということは、ベストパフォーマンスを引き出すうえで大切な鍵なのです。

では、どのように組織のコミュニケーションを向上させることができるのでしょうか。3つのポイントをここでは紹介したいと思います。

1. 正しい質問をすること

どんな問題でも、どのようにその問題に手を付け、どのように解決策を見つけ出していくかが、問題解決に辿り着けるか否かの決定的な要素です。正しく質問をすることは、より効率的で効果的な回答を引き出すだけでなく、問題解決のうえで肝心なポイントを抑えているかどうかを知らせてくれます。簡単なことではありませんが、正しい質問をせずに正しい答えは見つからないのです。

2. シェアード・バリューを築くこと

“The 7 Habits of Highly Effective People (邦題:7つの習慣)”の著者であるスティーブン・コヴィーは、「大抵の人は理解するつもりで聞いていない、こたえるつもりで聞いているのだ。」と述べています。これは我々人間の自然なニーズと、自己の関心事項にこそ集中する特徴が背景にあります。つまり私たちは、そこに自分たちが聞きたい情報があると判断したときにこそ、聞く意思をもって聞いており、相手を巻き込むシェアード・バリューや目標なしには、コミュニケーションはただの情報にしかすぎず、共にゴールを目指し、更なる理解を得ることはできないのです。

3. より多くのラインをつくること

コミュニケーションに意味や必要性がある限り、多すぎるコミュニケーションなどというものはありません。多くの組織での問題は、コミュニケーションの欠如が原因なのではなく、従業員が安心して率直な意見を言う、そしてそれを上部が吸い上げる・理解する仕組みができていないことに起因しているのです。そのため、ファシリテーター等を活用した従業員の意見発信や代弁を手助けする仕組みづくりや、従業員調査の実施など外部の協力も得ることで、従業員が抱える課題や問題、思いを理解していくことが必要です。

コミュニケーションを通じた働きがいの向上について、より詳細な情報を希望される場合は、日経リサーチ&コンサルティング(タイランド)までお問い合わせください。

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執筆 mirai campus

mirai campus の運営事務局。

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