タイで優秀な人材を獲得するための効果的な人事・報酬制度

Description 講座紹介｜Course description

なぜ、日本の報酬制度はタイで通用しないのか？タイ人が魅力を感じる人事制度とは？

タイに進出した日本企業が必ず直面する問題が人事・報酬制度です。優秀なタイ人の人材獲得が難しい、高い報酬を要求しながらも仕事のパフォーマンスが低い、定着率が低い…。人材をめぐるさまざまな問題に対して手をこまねいている企業が大半です。こうした問題を解決するためには、まず「世界でも稀」と言われる日本の人事・報酬制度の特殊さを知り、タイ人の仕事に対する価値観を理解しなければなりません。タイの企業はどのような制度を導入し、高パフォーマンスのタイ人従業員の定着率を高めているでしょうか。タイ人はどのような企業に魅力を感じているのでしょうか。いますぐに導入し、改善できる人事・報酬制度の「要」を学べる講座です。

特徴｜Point

1.　日本の報酬制度はなぜ通用しないのか
年功序列がいまも色濃く残る日本の人事・報酬制度。まだ多くの日本企業はその特殊性を理解せず、海外進出においても日本の制度をそのまま現地に適用しています。給与の上げ方やキャリアパスが不明瞭なままでは、タイで優秀な人材を獲得することは困難です。日本の制度の問題点について、改めて考えてみます。

2.　給料体系は綿密に比較されている！？
タイ人が選ぶ「就職したい企業トップ100」に日本企業の数は10社未満。就職先として好まれなくなってきた理由の多くは、人事・報酬制度に起因します。20代のタイ人は、転職の際に給与の比較や綿密な試算を怠りません。ここで働けば、いつまでにどれぐらい給与が上がるのか、他社と比べてその数字は低いのか高いのか。タイ人を魅了し、「働きたい」と思わせる報酬制度のポイントを解説します。

3.　タイ人が重要視するのは◯◯名？
良い人材を獲得するために留意しなければならないポイント、それは役職名です。人に告げた時、自分の役職名がどう響くのかを重視するタイ人は、一つ上の役職の「ジュニアアシスタント」よりも、一つ下の役職の「シニアアシスタント」を好みます。役職をどう設定するのか、名称をどうすべきなのか。役職に対するタイ人の価値観と、経営陣のマインドセットの重要性を解説します。

4.　人材を定着させる、報酬交渉への臨み方
報酬アップを求められたら、どのように対応していますか？要望通り応じたものの、費用対効果の低さに頭を抱えているのも事実ではないでしょうか。しかし、給料を上げなくては優秀な人材を留まらせておくとはできません。優秀な人材を定着させるための効果的な給料交渉術を解説します。

5. 　具体例から知る人事制度の改善点
タイ人の価値観やタイ人にとって魅力的な人事・報酬制度を理解したからといって、現状の制度を全面的に刷新することは容易ではありません。日本的な良さを残しながら、いかにタイ人にとって魅力ある制度に変えていくのか。いますぐに取り入れられる人事・報酬制度の改善点を具体例を上げて解説します。

対象｜Target

対　　象　日本人駐在員（MD、GM、人事）
業　　種　すべての業種
企業規模　小〜中規模の日系企業

形式｜Format

講義型（定員36名）
※タイ語・日本語の逐次通訳は、ガンタトーン・ワンナワスが務めます。

講座のスケジュール｜Program Schedule

13:30　受付開始
14:00　講座開始
15:15　休憩15分
15:30　講座続き
16:45　休憩15分
17:00　質疑応答
18:00　講座終了

Speaker 講師｜Speaker